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<ミャンマーで今、何が?> Vol.245
2018.2.1

http://www.fis-net.co.jp/Myanmar

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■スクラップ作業紙クズの中、苦悩はまだ続く

 ・01: 地上の星/ヘッドライト・テールライト

 ・02: スクラップのシステム

 ・03: 英語の総合力

 ・04: 中島みゆきを頭の中で歌ってください

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)
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01: 地上の星/ヘッドライト・テールライト

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中島みゆきの「プロジェクトX〜挑戦者たち」の主題歌が聞こえてくる。

深夜の果てしない作業に没頭している時、何処からともなく頭の中に響き渡る。

周りは紙クズだらけである。

そのままに放ったらかしだ。後でまとめてゴミ袋に入れれば良い。

長く滞在したヤンゴンから、友人がひとり日本に戻っていった。

その置き土産が上記のDVDであった。その友人が久しぶりにヤンゴンを訪ねてくれる。嬉しい限りだ。

多分そのせいかもしれない。一人深夜に作業していると、この歌が遠くから聞こえてくる。



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02: スクラップのシステム

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根を詰めてやれば、1週間ほどで片付くと思った。スクラップ作業のことである。
トンデモナイ。かなりシンドイ大仕事と今、気がついた。

貼り付ける台紙は、大型(32x20cm)のザラ紙でできたスクラップ帖(180ページ)を以前に二百冊ほど買いためてある。当座はこれでOKだろう。カテゴリー別の分類が200項目まではOKということである。だが、例えばARSA(アラカン・ロヒンギャ救世軍)という項目のスクラップ帖は(1)(2)と進んで、もう(3)冊目に入った。KOFI ANNAN Recommendationも(2)冊目と同項目の収納記事がどんどん膨らんでいく。

この大型スクラップ帖に目をつけたのは、正解だった。

大型でしかも安いので、コストパフォーマンスはバツグンだ。

台紙と切り抜き新聞紙の接着には古式な米糊が最適だ。大量に消費することを考えれば、アラビア糊などのゴム糊はコスト的に高価すぎる。糊という漢字は元々米編である。このミャンマーではこの米糊が廉価で手に入る。探すのには苦労したが、大量に買い込んだ

ワタシがやっている作業は、誰にもマネできない独自のシステムを作り上げることにある。
自分の性格を利用して、最初はズボラに開始する。そしてズボラに保留できるカテゴリーも設けた。

途中そして後半から、形をなし、最後にはスマートなシステムが出来上がるから不思議だ。

長文記事は分割して、別のページに掲載されていることは前に書いた。時には裏面に続いている場合もある。その場合にウラ面も読めるスクラップ術も考え出した。これはワタシの企業秘密である。台紙に貼り付ける糊の分量を大幅に減らす方法も編み出した。企業秘密と独自の技が次々と完成に近づいていく。



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03: 英語の総合力
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それだけではない。この作業を続けることで、英語力がカナリ上昇中である。心臓がいつストップするか分からない人生の末期になって、英語のしかも総合力に自信がついてきた。今の集中力を学生時代に編み出していたら、落ちこぼれ人生を歩まずに済んだかもしれない。
遅いかもしれないが、英語の学び方のシステムがかなり確立されてきた。

そして、これも副産物だが、英語の読み取りはカナリ速読となってきた。英米人に負ける気はまったくない。

これをミャンマーの若者に引き継げば、ワタシの残り人生の意義は深まる。サドンデスがいつ待ち構えているか、そんなことは神のみぞ知るで、ワタシが関与することではない。

第二次世界大戦から総力戦という言葉が盛んに用いられた。

英語のアタックでも同様である。

英語の総合力という意味は、3歳の童子からスタートしてプロのジャーナリストのレベルまでをその範囲に入れて良いだろう。その出来栄えは、メルマガの内容を吟味した上で、読者に判断していただきたい。そして非難囂々のご意見を、頂戴できれば、幸甚である。

言い忘れたが、辞書を引く回数においては、ワタシはギネス記録並みだと自負している。これは痴呆症による、サッキ引いたのにマタ同じ単語を引き直すという回数も勘定しての話である。これは昔からの癖だから、記憶力が弱く、単に頭が悪いということかもしれない。そして調べるときは意味だけではない。それ以上に発音も一つ一つチェックしている。だから、総合力の中には"話す"という技能も当然含まれている。

こうやって、総合的な英語の指導方法というシステムも、ほぼ完成に近づいてきた。
常に頭の悪い自分自身をモルモットとして実験してきた。それだけに、このシステムにはかなりの自信を持っている。



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04: 中島みゆきを頭の中で歌ってください

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ということで、ワタシの作業はまだ終わらない。

さらに間の悪いことに、ベッドの奥から大量の新聞の束が出てきた。

一番古いのが昨年の1月分である。ということはちょうど1年前からのスクラップ帖が出来上がることになる。つくづく考えると2017年は珍しく、二月ごとに日本に行っていた。それでヤンゴン不在中の新聞が整理できぬまま溜まってしまったようだ。

怪我の功名で、スーチーがそんな所にも気を配っていたのかと、ハッとさせられる記事に何度もワタシは出会った。囲碁でいう布石をスーチーは、マスゴミ(マス塵)が気付かぬ所に打ってある。
スーチーを怪物と呼んだが、それは間違いなさそうだ。

今回のメルマガは単に言い訳と予告編みたいなものになった。

予告編のキーワードは「UEHRD」である。お分かりになりますか?

日本語は言葉を短縮化する名人芸だが、ミャンマーの新聞もそれに負けず劣らずである。
新聞紙上で「プ大統領」と出てきたら、これはプーチン大統領だと、日本人ならすぐ分かる。

では、ミャンマー英字紙の「UEHRD」は何でしょう。

これこそスーチーの神技を見せつけてくれるものである。

世界中のスーチーバッシングに反逆できる玉手箱なので、神風と呼んでも良いかもしれない。

さあ、この「UEHRD」分かりますか?

Union Enterprise for Humanitarian Assistance, Resettlement and Development in Rakhineの頭文字を集めた造語である。ジュゲムみたいで、長ったらしい。それに比べると日本は、世界一短い詩を発明した、俳句の国だけに、「プ大統領」にはプッと吹き出したくなるような知的さが見て取れる。

意味は「ラカイン州における人道支援、再定住、発展のための国家大事業」と長ったらしい組織名である。

今後この単語が頻発するので、舌を噛まないように目慣らし口慣らしをしておいて下さい。

明日からも、海外から或いは国内の地方からヤンゴンに出入りする友人が何人かいる。そのためにもメルマガ執筆の時間稼ぎをせねばならない。

ということで、今回は時間稼ぎの言い訳と、次回の予告でごまかしました。


老爺心からのご忠告:

今、日本はマイナス10度の冷凍庫。ヤンゴン到着と同時に高熱・鼻水・ガラガラ声で寝込んでしまった同世代人がいる。日緬往復の皆様、40度の温度差にくれぐれもご注意を。


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