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<ミャンマーで今、何が?> Vol.323
2019.8.26
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar

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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━

■YouTubeのアヘン窟に迷い込む

 ・01: 英語の苦手な日本人とミャンマー人

 ・02: 良くも悪くも、日本は見られている

 ・03: 三重苦の家庭で育つ若者たち

 ・04: アメリカン・ドリームのその後

 ・05: スマイリング・シンデレラ、シブコ!!

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)

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・01:英語の苦手な日本人とミャンマー人

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前回のVol.322で、“元首相ウ・ヌーはアウンサン将軍暗殺直後に逮捕された”と書いた。

だが、これは元首相“ウ・ソウ”の間違いである。ちなみに“ウ・ヌー”は、ビルマ独立後最初の首相となり、社会主義政策を掲げ、フルシチョフを国賓として招いた。ここに、訂正してお詫びします。

今回、ヤンゴン名所を発掘して、個人的歴史散歩を続けるのには理由がある。
家庭が貧しく、海外に脱出する夢も希望も持てないヤンゴンの若者に、ヤリ方次第では、一般に知られていない歴史情報を武器に、新ビジネスを開拓し、夢を叶える可能性がある。それをデモしたいと考えたからである。

ミャンマーの若者に、まずは“英語”を学べというのが私の持論である。“英語”は今や世界の共通語である。英米のネイティブだけでなく、世界中の人々と今や“英語”で交信する時代となった。日本語を含め他のマイナーな言語はとりあえず不要と宣言したい。

インターネットに溢れる英語情報は、日本語に比し、ラフに何百、何千倍といってよい。英語を拒絶するのは、情報の鎖国を意味し、世界のスタンダードから孤立し、物笑いの種となる。例えば、日韓のいがみ合いは、両国間だけの問題でなく、世界が物笑いの種として注目しているのを、当事者には見えていない。

笑ってしまうが、ミャンマー人も日本人も“英語”が同じように下手だ。一般的に日本語とビルマ語は語順と文法が似ていると言われる。だが、それだけでない。英語の話せない先生が教える“英語教育”に、致命的な共通点がある。

山下達郎を例に語ろう。英語入り歌詞で、“サイレン・ナイ、ホリー・ナイ!”と格好良く聞かせてくれる。ミャンマーでも全員が“サイ・カー”と発音する。
江戸末期以来、英語学習とは文法主体で、Phoneticsを軽視してきた。戦後教育はもっとひどい。

英米語は変則だらけで、問題言語であることを認識してほしい。
音声学はもっとひどい。例外に次ぐ例外で成り立っている。それを踏まえた上で勉強したい。例えば、各単語の語尾の子音に最も重点を置く。

だからサイレン“トゥ”・ナイ“トゥ”、サイ“ドゥ”・カーと語尾を発音しないとネイティブは不完全と言う。複数を示すSもトリッキーなことに、単語の語尾に配置してある。文法で複数のSを習っても無駄だ。それを発音出来なければ英語ではない。

カラオケでの英語の歌詞は、語尾に注意すると、俄然英語らしく聞こえてくる。試していただきたい。これが英語の歌の極意である。

逆に“語尾の子音”を日本式にサイレン“ト”・ナイ“ト”と“母音”で発音すると、伝説的なジャパングリッシュが誕生する。気をつけたい。

沢木耕太郎の「深夜特急便」を読むと、「ヨーロピアンは英語が出来るから問題ない。日本人は上客だが、英語が喋れない。困ったもんだ!」あるいは「農業技術者として来てくれるのはありがたい。だが、日本人は英語がほとんど話せず、肝心のことが通じない!」
世界を渡り歩いた沢木耕太郎は。日本人の英語音痴について随所で語っている。

奥行きの深いYouTubeの新世界を教えてもらった私は、今は24時間それに没頭している。
メールも返事せず、オマエ生きてるかとメールをもらった。YouTubeで忙しい!

GlobisやG1の日本語フォーラムを見ていると、時代の先端を行くIT業界、小売業界の成功者たちが、英語が苦手と告白する。中にはスタンフォードでMBAを取得した人や、英語の達者な人もいる。当然ながら一概には言えない。

だが、日本人が英語に弱いことは世界の常識である。その日本人がミャンマー人は英語が話せないと優越感を持つから笑ってしまう。両者は目くそ、鼻くその類である。



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・02:良くも悪くも、日本は見られている

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かなり昔のビデオだ。孫正義のスピーチを検索するうちに、彼の対談インタビューをYouTubeで見つけた。たしか場所はNYでブルームバーグの番組だったと思う。もちろん英語での対談だった。欧米人のジャーナリストは忖度どころか、最初から核心を突いてきた。「アナタのルーツは韓国人だが、韓国人を見下す日本の風土で、苦労したことはないのか?」と訊いてきた。

佐賀県で生まれ育った孫正義は、そんな質問は勘弁してよという態度で、最初は茶化していたが、この質問者が真摯に在日朝鮮人を話題にしていると観念して、ポツリポツリと自分の生い立ちを英語で語り始めた。
外国人には知られていないと高を括っている日本の秘密を、欧米人は、そして世界の人たちは、既に知っていると、このYouTubeから学んだ。

日本は常に公正でアメリカの黒人差別はけしからんと批難するが、何のことはない、日本ではおおっぴら在日という人種差別が行われている、とこの対談インタビューは印象付けた。
日本のジャーナリストに、この鋭さはない。

日本非難はひと言も発せられなかったが、大半のアメリカ人はそのような日本のイメージを抱いたに違いない。そして影響力のあるアメリカの報道番組は世界中に配信されていく。知らないのは、情報鎖国の日本人だけである。日本は良い点も悪い点も注目されているのである。

英語に痛めつけられてきた人生を背負い、実力もないのに「英語のプロになる」と大風呂敷を広げた。それだけではない。その日本人がミャンマーの若者に“英語”を教えている。
正しくは“英語”を教えるのではない。“英語の学び方”を教えるのだ、と言うのが私の屁理屈である。実に情けない。

“英語の学び方”のノウハウは創り上げた。特に致命的な日本式、ミャンマー式発音は一ヶ月もあれば矯正できる。世界最高のシステムと密かに自任していた。
だがYouTubeと出遭って衝撃を受けた。
これは使える。これを活用しない手はない。ミャンマーの若者と現在、その試行錯誤中である。

YouTubeで時の人ドナルド・トランプの“英語”に興味を抱いた。
大統領選におけるドナルド・トランプのTV討論会は、ほとんどすべてをYouTubeで見ることができる。毎日夜を徹して見まくった。

そこで、トランプがグリーンランドを購入したいとのトィッターが飛び込んできた。
トランプ好みの日本の政治家は、そのアイデアを盗用すべきと思った。
日本のトップが韓国の首脳に公開で提案するのだ。

「問題満載の貴国を購入したいが、売値は幾らだろうか?」と。
M&Aが成功すれば、日韓が抱えるすべての問題は国内問題として解決できる。優秀な政治家なら新・旧国民の顔色を伺いながら存分に腕を揮えるはずだ。
M&A失敗でも、トランプの口真似で、ジョークだよ!と笑い飛ばせばよい。 

だが、歴史的にアメリカはフランス、スペイン、メキシコ、ロシアより領土を購入して現在の合衆国が出来上がった。だからトランプのグリーンランド購入は決して突飛なアイデアではない。

またまた話は逸れた。英語の話だった。
TV討論会では“日本語の字幕”は絶対見てはイケナイ。だが聞き取れない部分が出てくる。そのときは“英語の字幕”をオンにする。それでも分からない。手元の辞書を引く。面倒だがそれを繰り返す。

日本人の場合、日本語の字幕に頼りたくなる。それは絶対にご法度だ。
ご法度を破るなら、英語学習はそこで中止だ。



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・03:三重苦の家庭で育つ若者たち

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『家庭が貧しい、学歴がない、コネもない』ミャンマーの若者の三重苦である。
そこから抜け出すJacob's ladderはあるはずだ。生徒たちとの会話が活発になる。
特にミャンマーの女性は辛抱強く努力する、そして繰り返すことも厭わない。その基盤に貧乏がある。これはミャンマーに限らず、アジアの伝統的美徳である。

ディケンズの“オリバー・トゥイスト”、スタインベックの“怒りの葡萄”を思い出した。
ダイジェスト版でも読むのは大変という方は、海賊版DVD でその名作が見れる。
ここで学ぶのは、時代の最先端をいく英米ですら、悲しいほど貧乏な時代が、ほんの少し前まであったということである。アジアだけではなかった。だが、何が差をつけたのか?

西欧社会は大海原への挑戦で目覚め、産業革命で技術革新を起こし、自動車の登場が交通網整備へと発達していった。残された大空も小型ドローンから、成金連中の宇宙旅行まで可能となった。西欧社会のそれは常に未知の世界への挑戦であった。東洋人と西洋人の違いである。

東洋・中東でも単発的な発明・発見は幾つもあった。だが、グローバルなビジネスには発展しなかった。悲しいかな東洋は西洋のマネゴトに終始し、それは今も続いている。

ヤンゴンの浦島太郎は、YouTubeで、今頃になって老年学なり難しを体験中だ。
5GとかSaaSなど分からない言葉が出てくると、さらに検索を入れて、関連講座を受講する。さらにGAFAやBlockchainでまごまごする。AIを調べDeeplearningの世界へと入っていく。
それにしても、ほとんどが横文字の直輸入である。

若い時代は無駄に過ごせる時間がたっぷりあった。人生の黄昏を迎える今は、一分一秒がもったいない。停電でない限りYouTubeを開く。激しい雨がトタン屋根を叩く。夕方か早朝か分からない。頭は朦朧としたままだ。

Globis知見録やホリエモンの対談で、業界の若きエースたちが、時代の最先端を語ってくれる。早口で理解できない。もう一度巻き直して聴き直す。
落合陽一と藤原和博の対談もオモシロく刺激的であった。

一連の講座を見て思った。B2C、B2Bなど、日本の若者はアメリカ発の理論をそのまま使用している。専門用語はすべて米語そのままである。日本語に平易に翻訳する親切さはない。自分だけ理解できればよい、理解できない聴衆は頭が悪い。

聴衆も聴衆で、生半可な知識で参加する。そして安易に質問する。簡単には理解できない。
落合陽一が言っていた、「スタンフォード大学院博士課程のオープニング・コース卒業レベルが出発点」、これはYouTubeで受講できる。この言葉は肝に銘じたい。

現代日本語もその影響を受け、「ブレスト」がBrain Stormingと判明するのに、数日かかってしまった。メルカリや「N国」も最初は何を意味するのかまったく解らなかった。ノンビリしていると焦りを感じる時代に、日本は突入したようだ。

メンタリストDaiGoや中田敦彦も、早口の一例だろう。少し油断すると聞き逃す危険がいっぱいというスピード感である。

ウォール街やシリコンバレーなど米国の若者の早口言葉には驚かない。
だが、その早口言葉が日本に移入されると、まったく異次元の世界で、理解不能となった。主旨には反するが、日本語の字幕をクリックして、必死に追いかける。だが、音声認識の最新技術も早口をキャッチアップできず、自動翻訳の日本語字幕は正解率50%というところだ。

日本人の企業家が話す内容は、グーグル、アマゾン、フェースブック、アップルなどの成功例で、多国籍企業の失敗例でもある。最先端をいっているようだが純粋に日本発の独自ビジネスではない。解説する日本の一流大学の教授・準教授ですら、そのほとんどはアメリカで仕入れた受け売りの二次情報でしかない。非常に残念だが、それが実情のようである。

ありがたい。ヤンゴンでも電気が利用できればYouTubeが利用できる。手当たり次第にYouTubeのゼミやフォーラムを覗いている。
英語の専門用語がそのまま多用されるので、聴衆は未消化のまま分かった振りをして、誤解が増幅されていく様子も分かった。

オモシロいことに、それを解説する関連本が何冊も発行されている。あるいはYouTubeで解説してくれるセミプロもいるようだ。ヤンゴンにいて不自由なことは何一つない。

三重苦の若者たちが、向き不向きもあるが、ヤンゴンでこれらに挑戦できる可能性もある。宿題としてジックリと取り組んでみたい。日本でもミャンマーでもコミュニケーション能力が求められている。



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・04:アメリカン・ドリームのその後

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成熟したG5、G7メンバー国の若者は、額に汗しないコンビニ方式で育った。
戦争の悲劇も知らずに、三重苦も知らずに育った。いわゆるマニュアル世代である。
そしてディープ・ラーニングでAIの時代がやってきた。

だが貧しいアジアの環境下で育ち、三重苦がもたらした強靭さで、YouTubeを活用しひたすらに英語漬けの授業を続けると、不思議なことだが、トランプの下品な英語が聴き取れるようになってくる。

YouTubeでサーフィンを楽しむ。
テーマは“英語のスピーチ”である。そこから欧米人のモノの見方・考え方が見えてくる。

欧米著名大学の卒業式も何年も遡ってYouTubeで見ることができる。
オックスフォードもハーバードも手当たり次第に最前列の席で観覧できる。海軍・陸軍士官学校の卒業式も思いのままだ。

英語では社会人として旅立つ人生の出発点Commencementと表現する。日本のように、学業を成し遂げた卒業とは、モノの考え方がすでに異なる。哲学が異なると言ってよいだろう。すなわち人生の出発点からして、欧米と日本では、見方が180度異なる。英国初のノーベル文学賞受賞者キプリングのバラード「東は東、西は西」が甘く切なく聞こえてくる。

TED(*Technology, Entertainment and Design)のフォーラムもお勧めだ。
各界で秀でた著名人が聴衆を前に、有益な話と同時に英文スピーチのサンプルを示してくれる。それも中途半端な数ではない。しかもブロンドで青い目だけでなく、アフリカ系もアジア系も、年齢もさまざまで、その多様性に驚かされる。世界共通語=英語だけが使用言語とされている。

だから日本語・ミャンマー語だけのスモールワールドに閉じこもっていると、TEDのデッカイ世界は覗けない。そこには多種多様な物語が息づいている。グーグルで“TED”の三文字をインプットするだけで、アナタの世界が変る。

ただひとつ条件がある。最初は理解できなくとも、我慢して字幕なしで聴きとって欲しい。分からなければ繰り返し聴けば良い。最初は10%位しか聴き取れなくとも、身を入れて繰り返すうちに、50%、70%と向上していく。ミャンマーの若者はそれに挑戦しはじめたばかりだ。

どうしても字幕がなければ嫌だという方には、“ENGLISH SPEECHES WITH BIG SUBTITLES”という番組がある。これもJKロリンズやスティーブ・ジョッブなど多くの著名人が独特の英語スピーチを聞かせてくれる。こちらもその登場者の数は無限と言ってもよい。

生活保護を受けていた悲惨な環境下の母親。ヤクやエイズは身近に在った。想像を絶する子供時代を送り、アメリカNo.1のリッチウーマンとなったメディア界の女王、オプラ・ウィンフィリー、はご承知の通り黒人である。その彼女がハーバード大学に招待され、名誉博士号を授与され、卒業式のスピーチを行っている。

アメリカNo.1のリッチウーマンは、アカデミック界でNo.1の大学の壇上に立てたことを素直にはしゃいでアメリカン・ドリームの達成を世界に見せてくれた。

その反対に日本ドリームは、外国人労働者が出稼ぎに来て、祖国の両親に豪邸をプレゼントするくらいが関の山だ。

アメリカン・ドリームは、人生の卒業ではない。後半生へ挑戦するCommencementだ。
そこで島国人生の日本人と、欧米人の精神構造をYouTubeやWikipediaで調べまくった。

ドリームが実現した後で、日本とアメリカでは、どういう人生パターンを辿るかである。
日本では親の特権が子供に引き継がれ、特権だけを身につけた子供が育つ。愚かな二代目や三代目の誕生である。三重苦の人生などもちろん理解できない。この種族は特に国会内に繁殖し、もう一つ別の特権、すなわち国権すら私物化しようとしている。

次にアメリカン・ドリームのその後である。
若年層でも夢を実現すると、現場を立ち去る傾向がある。アメリカン・ドリームは卒業ではなく、次の人生への開始だと捉える。年齢に拘わらず人生を哲学する芳醇な時期である。
これまで利己的人生に徹してきた多くの欧米人が、利己ではない利他への奉仕を考え始めるところがオモシロイ。

10%のリッチマンがエンジョイし、残りの90%はそれに奉仕する家畜になったといわれている。
厳しい見方をする人は、10%どころか、わずかに1%の成功者が、世界を動かしていると分析する。この1%の成功者にはアメリカン・ドリームの達成者が多数含まれている。

YouTubeでは色々と教えられた。
一部の人はユダヤの陰謀や、フリーメーソンの物語を吹聴する。
だが、世界一の金持ちはビル&メリンダ基金を立ち上げ、巨額の資金で病気・教育・貧困撲滅に挑戦している。もう一人の世界一の金持ち、ワレン・バフェット、はその基金に同様に巨額の資金を提供している。

アルフレッド・ノーベルは、ダイナマイトの発明で死の商人と呼ばれ、遺言でノーベル賞の設立を表明した。ハーストとイエロー・ペイパーを競ったピュリッツァーは遺言でピュリッツァー賞を残し、今ではジャーナリストのノーベル賞と言われている。鉄鋼王カーネギーもカーネギーホール、カーネギー財団、カーネギー工科大学を立ち上げ、慈善事業に尽くした。



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・05:スマイリング・シンデレラ、シブコ!!

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だが、ここヤンゴンでは、手の届くところから若者と歩みたい。それには世界の窓を覗くツール“英語”からの入門だ。

教えてもらったYouTubeは、私にとって強力な助っ人となる。
サーフィンを楽しんでいると、全英女子ゴルフの最終戦が飛び込んできた。渋野日向子が首位をキープしているという。恥ずかしながら知らない名前だ。樋口久子と戸張捷らしき声も聞こえる。

若干20歳という年齢に驚き、目を見張った。ミャンマーの生徒たちとそう離れていない。同世代だ。スマイルだけなら、この娘たちにもできる。ツマミの茶菓子を持ってきて、渋野流スウィングの真似をやってみせた。これがゴルフの極意だ。“英語”も一緒だ。繰り返しが大切だ。
あっという間にポッキーが無くなった。

生徒たちはもちろんゴルフなど知らない。興味を持ったので簡単なルールを説明した。Par3、Par4は英語のスタンダードに関連付けて図を描いた。300ヤードのドライバーも50cmのパットも同じ一打というところで、何回か質問を受けた。ミャンマーの新政権が根付かせようとしているルール&レギュレーションに関連付けて理解させることができた。

さらには、クラブという言葉は英国起源で、特にゴルフ・クラブは会員資格が厳しいこと、基本的に女性を排除した男性だけの世界だったこと、特にゴルフ・クラブは会員資格が厳しいこと、だが、世界は変化しており、女性の進出が目ざましいことなどを説明した。

体格もほとんどミャンマー人と変わらない、わずか20歳の日本人女性が、超ビッグなロンドンの大舞台でビビラナイ、シビレナイ、そして成し遂げた快挙は、説明には手間取ったが、彼女らの実に大きな励みとなったようだ。だから、三重苦を知る、ミャンマーの若人だからこそチャンスはある。二代目・三代目でないところが武器だ。

一点集中の訓練を何十回、何百回と繰り返す。このクラスでは英語は教えない。英語の学び方を教える。教師の喋る時間はミニマムとする。生徒のみが大声で全力疾走する。全力疾走を10分間繰り返すと、生徒は汗をかきはじめる。全力疾走だと頭で思考する余裕はない。それを一時間続ける。

渋野の感激的な優勝スピーチを聞いて、生徒たちが笑い始めた。
私が指摘する日本人の欠点をすべて実証してくれる英語のスピーチだったからだ。これは夢物語だが、スマイリング・シンデレラが極秘に参加してくれたら、来年の全英女子ゴルフの英語スピーチは世界のファンをビックリ仰天させるはずだ。

今回は、歴史散歩を続ける予定だったが、YouTubeに夢中になって、またまた支離滅裂の話になってしまった。
お許しください。


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