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<ミャンマーで今、何が?> Vol.333
2019.10.17
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar

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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━


■誰と飲み、誰と食う?

 ・01: 台風19号で考えた

 ・02: SEGODONう

 ・03: アンダマン海で海賊学を学ぶ

 ・04: スモールワールドの大好きな日本人

 ・05: ドーパミンの恐怖

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)

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・01:台風19号で考えた

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今このメルマガ原稿は、10月12日(土)早朝に書き始めた。
日の出まで時間はたっぷりとある。エアコンを入れ、コーヒーを準備する。
物の5分でワンルームの湿気が抜け、屋根裏部屋が冷えきってくれる。
エアコンを切り、今度は扇風機で冷風をかき回す。

そこでパソコンをプラグインする。
これからの数時間が、私の時間帯である。
誰にも邪魔されない、永遠にも思える贅沢な時間である。

今は、YouTubeばかり眺めている。それが毒にも薬にもなることは百も承知。
浦島太郎が生還するために、YouTubeは最新鋭の武器となる。
だがYouTubeにもアキレス腱はある。ヤンゴン名物の停電である。

「東京は台風19号が近づいているため、記録的な大雨や暴風に警戒中です」とのメールをもらったのは昨金曜日の夕方だった。東京では退社直前の時間で、返事は間に合わない。諦めた。そこでYouTubeのニュースでJR・私鉄の計画運休などの情報を確認した。便利なものだ。

そしてひと寝入りして目覚めたのが、最初の12日(土)の早朝である。
経年劣化の草臥れた頭脳でも、ひと寝入りすると、それなりに回復する。

YouTubeを手探りで彷徨するうちに、数日間が経過してしまった。
頭の隅に、メルマガ原稿を書かねば、と思うが中毒症状は治らない。
ミャンマーの暦では10月12・13・14日が「火祭り」で三連休だった。

そして台風19号の爪跡が、ニュース速報としてヤンゴンにも伝わってきた。
そこで・・・

なぜだか、チャーリー・チャプリンの「モダン・タイムズ」を想い出した。
1936年の白黒映画で、これも海賊版DVDで入手した。
鬼才チャップリンが監督・製作・脚本・作曲すべてを担当した喜劇風刺映画だ。

ヤンゴンという芦の髄から日本やアメリカという世界の天井を見上げると、超モダンな夢の世界が広がる。一方ミャンマーでは・・・

一雨降れば周り一面大洪水、頻繁に起こる停電も慣れっこだ。7階8階のビルもエレベータはついて無い。電動ポンプの停電は想定内で、水の汲み置きは常識だ。

学生たちに、日本の現状を説明するのは容易ではない。だが、動画のニュースは雄弁に語る。
台風19号で、日本が停電? 土手の決壊? 水不足? 新幹線が水没? 50人を越える死亡者? 自然災害では、ミャンマーは世界の先進国? 災害予防では、日本は後進国?



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・02:SEGODON

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海賊版DVDのコレクションは1000枚を越えたと、ここヤンゴンで豪語している。
YouTube漬けの三連休にも飽きがくる。1000枚を整理しようと殊勝な気になった。
買い溜めしたDVDも袋から出さずに積読となっている。

そこで発見したのが『西郷どん』である。NHKの大河ドラマだ。
“NHKをぶっ壊す!”の立花孝志が頭に浮かんだが、そんなことより、鑑賞することにした。
ラベルは中国語で完整版と書いてある。DVD5枚でケースガ膨らんでいる。見ごたえがありそうだ。

No.1と2はどうクリックしても見ることが出来なかった。買い物の不良品は良くあることだ。
取替えの交渉はアトとして、粘り強く残りを試してみた。この粘りがヤンゴンでは必須である。
ヤッター!ありがたいことに、N.3・4・5の三枚は再生可能だ。

懐かしの桜島が目の前に大きく映し出される。
個人的な話となるが、三歳から小学校5年生まで、鴨池近くの中郡小学校で過ごした身としては、鹿児島は第二のふるさとで、錦江湾、桜島、城山すべてが懐かしくて仕方がない。

誰にも邪魔されず、深夜・明け方の屋根裏部屋で、滂沱の涙を流しっぱなしだった。
人前で涙を流すなど男のハジと育ったが、この年齢で情けない。すぐ鼻先がツ〜ンとなって
目頭が霞んでくる。今は誰に遠慮も要らない。眠気覚ましを含めて何度顔を洗ったことか。

ヤンゴン郊外の女子学院で、チン州の女学生たちが日本の歌を、そして思い出すと、会長が“田原坂”を歌ってくれた。不覚にもそのとき感涙に咽んで、恥ずかしい思いをした。情けない。

このメルマガでは敢えて挑戦的に“海賊版DVD”という言葉を使っている。
挑戦的にと言う意味は、白人社会に対してであり、さらに追及すると老獪さの本場・英国に対してである。返す刀で、海賊版DVDを生み出す中国に対しても使用している。

それだけではない。
自分自身でも意識しなかったのだが、この大河ドラマによって、極東に位置する“我が祖国・日本”にも挑戦的だったことを、思い知らされた。特に今の日本に対して!?!

『西郷どん』も聞き取れない会話は、何度も巻き戻して、真意を掴む努力をした。これは英語版のDVDで鍛えた要領だ。鹿児島弁の所為ではない。日本語のDVDは浦島太郎には早口に聞こえる。

下階の柱にひび割れが生じる程に、DVDだけでなく蔵書も増えてしまった。
この本ならば東西南北研究所の興味を引くと、自分が読み気に入った書籍を寄贈してもらうこともある。ありがたいことだ。それだけではない。神田の古書店に入り浸り持ち帰ることも、ヤンゴンの古書店も馴染みだ。もう蔵書は増やすまいと決心するが、この病だけは死ぬまで治りそうにない。



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・03:アンダマン海で海賊学を学ぶ

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『西郷どん』が中国製の海賊版DVDである証拠は、中国語の字幕が流れることである。
セリフのひと言ひと言を地道に専門家が中国語に翻訳してある。膨大な英国のBBC番組でも、ハリウッドの大作でもすべて中国語に翻訳されている。
マーケットを考えてだろう。大陸の簡体字と、台湾の繁体字の両方を選択できる。

コンテンツの内容だけでなく、カバーケースも、カバー写真も、NHK製作品そのままで、それにプラスして中国語が印刷されている。例えば「西郷どん」は「西郷殿」となっている。

笑ってしまうのが、虫眼鏡が必要なほど小さい字でWARNING(これだけ赤字):The copyright of proprietor has licensed・・と続くが、これは著作権法違反に対する警告文で、それもそのまま忠実に中国語に翻訳されている。

だが笑っていられないことがある。
情報操作を完全にコントロールする中国当局は、現代の日本を形成する明治維新の混乱・無秩序の背景、フランスが肩入れする末期の徳川政権、武器弾薬・軍艦の提供によって革命政府を援助しようとするイギリスの老獪さ、などなど、歴史を知らない日本人を差し置いて、これら海賊版DVDで真剣に勉強しているということである。

当研究所がまったく同じ手法で、ユダヤの歴史、世界四大文明、世界の宗教、アレキサンドロス大王、古代ギリシャ、ローマ帝国、ルネッサンス、宗教革命、産業革命、マルコポーロ、コロンブス、アメリカ史、ネイティブのアメリカンを虐殺して西部開拓史を展開した米国、目くるめく絵画・美術・建築の世界、BBCの大半の教育番組、広島長崎の原爆の実態、アメリカ同時多発テロ、東日本大震災、などなどを学習させてもらったからだ。

このことは平均的な日本人をはるかに超えたところで、中国当局には、情報を吸い上げるシステムが確立しているということである。
中国あるいはロシアとの外交交渉で、全く説得力の無い「XXXXは日本固有の領土である」と繰り返す外交能力の無能さは、相手のことを勉強していない政治家の怠慢としか思えない。

繰り返すと、中国当局は、この万物の教養が詰め込まれた世界最先端のノウハウを、真摯に吸収するシステムを見事に作り上げたということである。古典だけではない。最先端の科学技術までパイレーツ(海賊)しているのである。その結果がアリババ、テンセント、アリペイ、バイドゥ、レノボで、これは氷山の一角でしかない。

とすれば、NHKの大河ドラマは、中国当局にとって、日本に対し心理作戦を仕掛けるための絶好のケース・スタディの教科書となる。マスコミで騒がれる、東シナ海、南シナ海、でのシーレーン確保などの表面的なレベルではなく、深層レベルの問題だと思われる。

海賊版DVD“007シリーズ”で英国の老獪学を学習する身としては、外交交渉とはどうあるべきかをこのヤンゴンでジックリと観察させてもらっている。このヤンゴンではその教科書が完璧と言っていいほど揃っている。

ベンガル湾からの潮風に吹かれながら、アンダマン海の潮風をかぎながら、欧米人の海賊学を学ぶことができる。海賊版DVD“AMAZING GRACE”でも良し、オリバー・ストーン監督でも良し。

ホリエモンの“WAGYUMAFIA”にしたところで、ビーフステーキの本場はカウボーイの国、その中心はニューヨークでありシカゴだ。そこではイタリアのマフィアが活躍した。ハリウッド映画ならマーティン・スコーシーズ監督の描く世界である。NYといえば、ロッキー青木も伝説の人だ。紅花が一世を風靡した。

ホリエモンは刑務所で老獪学から海賊学まで勉強した。
そうだ粗雑なカウボーイたちに和牛のとろける美味を食わせてやろう。それも大使館員が驚くような安い値段で!ホリエモンの連想すべてがそのネーミングに込められている。



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・04:スモールワールドの大好きな日本人

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ヤンゴンに滞在する日本人は、話を聴くと、日本からミャンマーまでの狭い範囲でしか世界を見ていない。ラフに東経150度から東経90度のスモールワールドである。
地球の経度は360度あるのに、わずかに60度の小宇宙である。

『西郷ドン』の尊皇攘夷思想から、メンタル的には何ら進歩していない。
iPhoneとiPadを操ろうと、美肌クリームを塗りこもうと、黄色い肌は白い肌には変わらない。
所詮は欧米の、白人のマネゴトに過ぎない。明治維新の時代がそうであったように。

その辺りが謎で、上野のお山、池之端、博物館巡り、寛永寺、谷中の墓地、王子の飛鳥山公園、深川の芭蕉庵、お江戸日本橋、浅草界隈、両国の江戸東京博物館、お台場、浜離宮恩師庭園、恵比寿の東京都写真美術館、新宿御苑、新宿副都心、巣鴨プリズン跡地、と手当たり次第に、何度も、何年もと彷徨した。

『西郷どん』を引き金に、関連本を片っ端から集めて読み耽った。それはそれで原作者・林真理子の視点だが、西郷隆盛だけを拾っても海音寺潮五郎、林房雄、そして司馬遼太郎の「飛ぶが如し」という解釈まである。

この複雑な物語の主人公はひとりではない。徳川慶喜、勝海舟、坂本龍馬、岩倉具視、大久保利通、木戸考允、伊藤博文、山形有朋、川路利良、桐野利秋、芋蔓式にここには書ききれないほどの人物が登場する。それらすべてに目を通すことは不可能だ。草臥れてしまう。

これこそスーチーの言うところの「木を見て森を見ず」で全体が見えなくなってしまう。
私の短絡的な感想は、維新のオールスター誰一人として、日本の将来は見えていなかったのではないだろうか、単に欧米のコピーに憧れただけで、それは太平洋戦争に引き継がれ、そして現在の日本人に引き継がれた日本人の本質ではなかろうか?

広島と長崎に原爆を落とされた70年も後になって、維新に比べると何兆倍もの情報をスマホで簡便に入手できる今の時代に「アレはマッカーサーの、ユダヤ資本の、陰謀だ」と非科学的・非論理的主張を繰り返す極右・極左の連中と何ら変わりない。黒船四隻で右往左往した維新の連中と何ら変わりない。

それはビルマ戦線の足跡をセピア色の資料から眺めると、このヤンゴンでひしひしと感じる。
先人たちが描いた維新の壮大なドラマは、太平洋戦争に引き継がれ、そして今、現代の日本人の本質であるような気がする。歴史で学習したのは、1853の年号だけだ。その黒船たった4隻で夜も眠れなかったのがサムライの世界で、それを勝海舟と西郷隆盛がぶっ壊した。

オレは“サムライ”だと意気がる若きビジネスマンも、そして右翼っぽいおニイちゃんもいる。
勝海舟と西郷隆盛がぶっ壊した薄っぺらなサムライ社会だが、いまその二代目、三代目と名乗るゾンビが復活している。そしてスマホでさっそうと東経60度の狭い海外を飛び回っている。

世界を眺めると、地球儀をくるくる廻して、スモールワールドではなく360度を東へ西へと行き来する。地球を反対側に出帆したコロンブスの子孫たちである。彼らの歴史は古い。二代目・三代目どころか四代目か五代目かもしれない。

日本からヤンゴンへANAの直行便でやってくる、だが東経90度を越えてインド、パキスタン、イランへと向かう日本人は皆無と言ってよいだろう。鈴木自動車はそれをやった。
さらに中央アジアの大草原を越えて、その先にはトルコがある。ここまでが英国の基準ではアジアである。

英語の地図にはMinor Asia(小アジア)と記入されている。この地でホメロスの物語を夢見たマルチ語学の天才ハインリッヒ・シュリーマンが古代トロイの遺跡を発掘した。インド藍の貿易商として巨万の富を得たシュリーマンは世界旅行の途次、日本にも立ち寄っている。

日本では小銭を儲ける話は盛んだが、世界的規模での次世代に夢を与える先達は少ない。何故なのだろう。その本質を探るのにYouTubeはヤンゴンの若者を助けてくれる。



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・05:ドーパミンの恐怖

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全米において、カジノのスロットマシーンが稼ぐ利益は、野球・映画・テーマパークの合計利益よりも多い。スロットは他のどのギャンブルより中毒にさせる。数倍の速度で中毒にさせる。レバーを引く。絵札が揃えば大当たり、結果がランダムだとさらに中毒となる。

そして今、スマホがスロットマシーンだという。
携帯をチェックするたびにレバーを引く心理状況だという。
もしかしたら誰かから連絡がきている。

アナタは気づいていないが、機械にコントロールされている。
これらはすべてドーパミン(Dopamin)の作用だそうだ。ドーパミンはパフォーマンスを上げ、喜びを感じさせる。その一方で、信じられないほどの中毒作用がある。

SNSやスマホを使用すると、ドーパミンが分泌される。
だから通知を見ると気分が良い。スタンフォード大学教授が「Maybeのマジック」という理論を発表した。“もしかしたら”誰かから連絡がきているかも、とスマホを見る。
通知が来ているとテンションが上がる。それがドーパミンだ。

ドーパミンは400%まで跳ね上がる。コカイン使用時と同じレベルのドーパミン量である。
同様にドーパミンを上げるものに酒がある。これには年齢制限がある。
だがSNSには年齢制限が無い。

スマホを気にすると集中力が下がる。SNSは永久的に集中力を下げる。
社会で生きる基本能力が失われるということである。
だから機械音痴のお父さん、アナタは大丈夫だ。

FacebookのCo-fouderにSean Parkerという男がいる。
彼がYouTubeのフォーラム講座で語っている。

FacebookをはじめとしたSNS開発の意図は、いかに時間と注意をSNS上で消費させるかだ。
だからドーパミンを出させる仕掛けを作った。
だれかに「いいね!」やコメントされると、ドーパミンの効果でさらに投稿したくなる。

それが更に、更にと、増えていく。
社会評価のループという落とし穴に落ち込んでいく。

開発者、投資者、マーク・ズッカーバーグと自分(ショーン・パーカー)、インスタの創業者、全員は、こうなることは分かっていたんだ。それを意識した上で、とにかく敢えて、We did it!(やっちまったんだヨ!)

ズッカーバーグは公聴会で証言している。
「Big Mistake, with my Mistake, and I am Sorry!」
詫びを入れて済む問題だろうか?

と言うか、今の欧米、そして中国で先行している今の先端技術は、外交政策音痴の人たちの及びもつかない雲の上を彷徨っている。

ヤンゴンの若者なら、地球儀の東経60度程度は日本人にお任せするとして、残り300度のデッカイ世界に付き合ってくれるかもしれない。

本日の到着便で、8000円もするフルベッキの解説書を抱えて友人が訪ねてくれる。
これでまた、私流の英語学が学べる。
これも明治維新と深く関係する話題である。
時間は掛かりそうだが、また気が向いたら原稿をまとめたい。

地球上のあちこちから集まる彼らご一行様も、この世界を平たい一枚の世界地図でなく、真ん丸い地球儀で360度眺め渡せる日本人離れした人たちばかりだ。そして話題の達人でもある。

何を呑むか、何を食べるか、は二の次だ。「誰と飲み、誰と食べるか」を知る貴重な仲間たちである。



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