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<ミャンマーで今、何が?> Vol.383
2020.10.07
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar
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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━

■YouTubeで核心に触れる!!

 ・01: 2020年10月06日(火)午後8時発表

 ・02: ♪悲しきクラウン(The King of Clowns)♪

 ・03: 未来へ後退する日本

 ・04: リベンジとは復讐のコトである

 ・05: メルマガの必殺技

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)

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・01:2020年10月06日(火)午後8時発表

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陽性感染者数合計:20,033名
新感染者数合計:1,252名
死者数合計:471名
退院者数合計:5,782名
現在検査中:15,581名
出典:保健スポーツ省



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・02:♪悲しきクラウン(The King of Clowns)♪

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前回米大統領上級顧問のHope Hicksを21歳と記した。1988年10月21日生まれなので今年31歳が正解である。凡ミスを最初にお詫びしたい。彼女の肩書きは即座に外され、元大統領上級顧問となった。

さらに続けよう。彼女は10歳代からモデルを務め、トランプの娘イバンカのファッション・アドバイザーとなった。手腕を認められ、2016年の大統領選でトランプ陣営のコミュニケーション・ダイレクターとなり、その後大統領側近として数々の要職に就いた。

イバンカのもとでNYマンハッタン(トランプ・タワー)に住んでいたが、トランプが大統領に当選すると、首都ワシントンDCに移住した。短期間ながらその間FOX社の首席コミュニケーション担当官兼副社長にも就任している。その2年間にHicksは百万ドル近くの収入を得たといわれている。

2020年10月1日彼女はSARS-CoV2検査で陽性と判明した。彼女はトランプ陣営インサイダー・グループの重要人物で、大統領夫妻とは毎日親しく接しており、彼女の感染発覚により大統領夫妻の感染検査が行われた。年齢50歳の夫人メラニアの症状は軽いが完全隔離状態となっている。

大統領の食事を配膳するValet(*従者)もコロナに感染しているが、スクープをしたブルームバーグ報道によれば大統領夫妻はHope Hicksから感染したと特定されている。ホワイトハウス内ではいまのところ最低12名の高官が感染し、Super spreader(*クラスター)状態となっている。

大統領が職務不能に陥った場合の代行順位は法律で決められており、第一位のマイク・ペンス副大統領の検査が即座に実施され陰性反応が確認された。
アメリカの危機管理は徹底しており、ペンス副大統領の感染予防対策が即刻実行され、現在は完全クリーンルームでの隔離状態にある。

トランプ大統領のスケジュールは常に分刻みとなっているが、資金集めの支持者集会を含めすべての大統領選キャンペーンがキャンセルされた。トランプ大統領が入院したのはワシントンDC郊外にある、アメリカ陸軍・細菌学の権威であったウォルター・リード博士(*軍医)を記念してその名を冠した陸軍病院である。

今の時点で、ホワイトハウスの最優先課題は11月3日の大統領選で、持ち時間は一ヶ月を切りカウントダウンに入っている。特別対策本部の世界一優秀なエリート集団が刻々と情勢を分析し・作成するシナリオに沿ってトランプ大統領は、フェースマスクを外したり・着けたり、と演技している。

米国海軍大統領専用ヘリコプターMarine Oneに乗り込むにもタラップでこけたら物笑いの種だ。振付師の指示に従い、熱があるのか赤ら顔で、必死に上っていく。だがトランプも若くて颯爽とした時代は過ぎた、顔も身体も今は二倍に膨らんでしまった。

その証拠となる動画を見たければYouTubeで『Donald Trump on Letterman,1986-87』Feb 22, 2017が最適だ。怪しげな不動産業、カジノ賭博で荒稼ぎをしていた青年実業家を垣間見ることが出来る。顔のサイズも、体の横幅も、態度の横柄さも、すべて2020年現在の半サイズである。
トランプの主治医ショーン・コンリー博士がコロナよりも肥満体を心配するのは当然だ。

ここで注目してもらいたいのが、有名なTVホストのデイビッド・レターマンである。コメディアン上がりだが、ユーモアを保ちながら、ゲストから丸秘情報、あるいは一般大衆が一番知りたいことを、手を変え品を変え問い質す。
まるで獲物を狙うハイエナのようなしつこさである。日本のバラエティ・ショーの司会者とはまったく異なる。ゲストとは獲物である。

ところで副大統領専用ヘリのコードネームがMarine Twoということも、現地報道で知った。世の中は知らないことで溢れている。主治医が海軍軍医である事も。

話を変えよう。バイデンが今年77歳で老人性痴呆症とトランプはバカにする。
トランプも攻撃的な若さを装うが、既に74歳でアメリカ史上最高齢の大統領である。タラップの手すりをまさぐる姿が痛々しいし、タラップを降りる際は、出っ張った腹が邪魔で、下の段が見えない。ここで転んだら全世界中継放送でピエロを演じることになる。アメリカの大統領がコケたと。

覚えておいでだろうか? 激しい罵りあいの最中にバイデンが“Folks, doyou have any idea what this clown is doing?”と信じられない言葉を吐いた。Folksとはフォークダンスのフォークで、アメリカの市民ホールでは、田舎のオッちゃん・オバチャンなどに“皆さん!”という非常に親しみやすい言葉である。そこまでは問題ない。問題は“CLOWN”である。日本ではピエロと訳されたが、ただのピエロではない。

サーカスなどで赤い鼻をつけた、ノータリンの間抜けのことである。漫才で言えば、ボケとツッコミの、テンポが遅れたボケを指す。少なくとも自国の現職大統領に対して、大観衆の面前で、バイデンはトランプを“ド阿呆”呼ばわりしたのである。

日本の報道ではほとんどがピエロである。耳障りの良い“ピエロ”と和訳したら真意は伝わらない。日本の良い子はみんなマクドナルドを思い出し、バイデンの悪意と品格が伝わらない。

なおジュリアード音楽院で勉強したニール・セダカの曲が“The King ofClown”だった。アメリカではヒットしなかったが、日本では“悲しきクラウン”と歌い伊東ゆかりがヒットさせた。当時はCrown(*王冠)と勘違いしていた人もいる。日本の授業ではLとRの違いが分からない。



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・03:未来へ後退する日本

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私はミャンマーの若人には日本の新聞は読むなと指導している。指導しなくても読めないのだが。新聞だけでなく、テレビでも、雑誌も、映画も、正直なところアメリカさんは一枚上手で、プロ根性がある。食い下がりも中途半端でない。今回のホワイトハウス・コロナ騒動を調べるうちにそう思った。

同時に頭の片隅で、どうしても極東の首相や官房長官の定例会見と比較したくなる。あの程度だったら、関係各社にネット配信すれば済むことだ。コロナ騒動のこの時季に官邸に選抜した報道陣をそのために呼び寄せるセンスが読めない。

GAFAの時代に、ファーウェイ5Gの時代に、Tik-Tokの時代に、これからデジタル庁を目玉商品にするという神秘な国の宣言に、世界各国の人たちは、世界最先端のゲームソフトを作るJAPANと日本は同じ国なのか混乱している。

これを読み解くには『平野貞夫X佐高信X草野透 3ジジ放談 生配信!菅を許すな!学術会議と馬毛島疑惑』20201006で納得できた。だがこれは日本語での発信である。しかも10月7日朝3時の時点で視聴されたのはたったの17,000回である。これでは海外には伝わらない。
ミャンマー人に日本語会話ではなく、英語だという確信をさらに強めることが出来た。

昨年12月に一ヶ月だけ日本語を教えた9人のミャンマー人生徒がいる。すべて書類審査はパスし、2020年4月には埼玉、神奈川、東京にそれぞれ3人ずつ実習生で行けると夢を抱いていた。それが突然降って湧いたCOVID-19である。
その大半は他州の実家に戻ってしまった。

有り難いことに彼らはスマホには強い。たまにサヤジー(*男性教師への敬称)を思い出すのか、電話をくれたりViberでメッセージをくれる。暫く話さなかったので、日本語はたどたどしい。だが英語は達者だ。コレに気付かない日本語学校の先生は多い。

独自に開拓した授業方法には自信がある。私の授業では、英語でも、そして日本語でも試して自身を強めた。それは独自のSelf-training方式である。自習ではない。自分で自分を訓練する方式である。教師も要らない、教科書も要らない。自分との闘いである。これはMan-to-Manでしかできない。

日本語教室の生徒から“I miss you, Sir!”とメッセージが入った。女性からだとニュアンスは替るが、今回は男子生徒からである。“Self-trainingの方式は教えたはずだ。覚えているかい。コロナStay-At-Homeは絶好のチャンスだ。一・二年後にはコロナは治まる”

すると“今晩から勉強します”と返ってくる。男子生徒ほどタチの悪いものはない。今晩からは逃げ口上だ。だが女性とになると違う。ひと括りにして悪いが、女性徒は辛抱強くて、約束は守る。だから私の英語教室は、最後は女性徒が残る。

ヤンゴンで日本語を教えるサヤマー(*女性教師への敬称)に私は不満である。どやされるかもしれないが私は敢えて言いたい。東京から西回りでミャンマー全土をカバーする東経での45度しか地球を見ていないからである。スイカを輪切りにするとすれば、日本人の大半はソレで満足している。

地球は丸くて広い。西経を勘定に入れれば、スイカの残りの取り分は315度もある。ヤンゴンで出遭った欧米人の大半は地球を360度の球体としてみている。
ソレが欧米人の考え方である。それに比べて日本人の考えは小さくなった。
時代は果たして進歩しているのだろうか? 勝海舟、坂本龍馬、渋沢栄一の時代よりも、後退しているのでは?

オレはサムライだ、と粋がるおニイちゃんに教えてもらいたい。



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・04:リベンジとは復讐のコトである

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話が逸脱するのは病的ですらある。
YouTubeに溺れていくと、好奇心は無限大に広がる。毎日が日曜日の“OKブーマー族”に付き合って欲しい。順を追って話をしよう。

切っ掛けはお馴染みの豊島晋作である。同じテレビ東京アナウンサー秋元玲奈とのYouTubeである。『トランプ外交“大曝露”を読む<金正恩VSトランプ編>』(2020年7月17日)再生回数685,935回 日本のメディアとしては記録的な数字である。

その続編『トランプ外交“大曝露”パート(2)<トランプVS習金平・文在寅を徹底解説編>』(2020年7月21日)その再生回数はなんと3,184,192回。日本のメディアとしては驚異的な数字である。それにしても3百万回超はお化け数字である。

その理由は、トランプに首を切られたばかりの元米国国家安全保障顧問ジョン・ボルトンがメモに基づいて記述した回顧録であること。そして豊島晋作が取り上げたのは英原文が出版されたばかりで日本語翻訳本がまだ発行されていない時点での解説なので、多分日本のメディアとしては初っ端ではないだろうか?

YouTubeから学ぶうちに再生回数に注目するようになった。数字が少なければ影響力が薄いからである。日本のYouTuberはこの数字を上げるためだけに、影響力のあるYouTuberとコラボして相乗効果を狙うが、中田敦彦を除いて、長期的には長続きしない。動機が不純なのである。

そこでもう一つの重大な機能に気がついた。その再生回数のすぐ下に若干の説明がある。例えばこの場合はテレ東NEWS、その下に再生回数とsubscribersと書いてある。
さらにその下にSHOW MOREと矢印が書いてある。ここに丸秘情報が隠されている。

そこをクリックすると、この番組の作成意図、情報源など、貴重な裏話が記述されている。
YouTubeそのものの動画を見ることも大事だが、この丸秘情報を見逃したら、真実の半分しか見ていなかったことになる。それに気付いてから、この丸秘情報はすべて読むことにしている。

では最近の一例を挙げよう。
『何でもアリの米大統領選のよりディープな楽しみ方』28,820Views2020年10月3日。これはジャーナリスト神保哲夫と社会学者宮台真司の対談解説である。
この二人の分析・解説はいつもオモシロイのだが、今回はSHOW MOREの丸秘情報だけでも読んで欲しい。神保哲夫の半生を解説したトランプ分析が出色だ。


それに刺激されてトランプの姪が出版したもうひとつの曝露本をお馴染み豊島晋作のYouTubeで鑑賞した。もちろんSHOW MOREの丸秘情報も。日本のマスコミが弄り回しているトランプとまったく異なる世界が見えてくる。『トランプ姪の“曝露本”を徹底解説“世界最強”の政治リーダーの精神構造はどうなっているのか 元海外特派員の豊島晋作が読み解く』再生回数230,073回2020年8月22日 23万回とは日本発の日本語情報としては悪くない。

ドナルドの長兄フレディは厳格な父親の期待に押しつぶされて、アル中になっていった。叔父ドナルドは祖父の遺産を独り占めし、アル中の家族は悲惨な人生を送る。アル中の娘メアリー・トランプは長じて臨床心理士となる。そして自分のオジである現在のトランプ大統領をソシオパス(*反社会性パーソナリティ障害)と断定する。身近にいただけに曝露だけでなく、多分リベンジかもしれない。記述が具体的である。

同様のコトは世界中で起こっている。
習金平に対するバッシングも、日本だけでなく、日本以上に刑務所に送られたり、消されたり、海外に逃亡したり、左遷させられたり、と中国には大勢いるはずだ。日本で犬の遠吠えの評論家談義をやるよりもこれらの生の声を探したほうがより具体的である。彼らはリベンジを狙っている。



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・05:メルマガの必殺技

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話が無関係な方面に飛び火する。だが完全に糸の切れた凧ではない。どこかで繋がっているはずだ。それをこのメルマガの必殺技と考えて欲しい。

恐怖のYouTubeをご紹介したい。

『Michael Jackson’s maid reveals sorbid Neverland secrets/60MinutesAustralia』マイケル・ジャクソンの夢の国ネバーランドで、マイケルの身の回りを面倒みるメイドとなった女性がいる。そして20年間勤めた。勤めるに当たってこのネバーランドで見たり聞いたりした事は絶対に外部に漏らさないという拘束力のある合意書に署名させられた。

すでにウワサはかなり前から囁かれていたので、賢明な読者はご存知だろう。

“家政婦は見た”のマイケル版はPedephilia(*小児性愛者)である。

その被害者となった少年Jordan Chadlerはその餌食となったが、最初はマイケルを弁護する言葉を繰り返していたが、それを覆すようになる。そして2003年少年への性的虐待疑惑でマイケルは逮捕・起訴された。億万長者となったマイケルには最強の弁護士団が、そして極秘には暴力団も、ついている。
だがこの事件はウヤムヤとなり和解で落着した。これによってマイケルは犯罪人とはならなかった。

代償としてJordan家族はUS$20Million(*乱暴換算で20億円)を受け取った。
マイケルは2009年6月25日は薬の飲みすぎで発見されたが、このJordanChadler事件以上に破廉恥な事件を起こしていると想像され、その重圧に耐えられずに自殺したとのウワサが絶え間ない。超人気アイドルの悲惨な事件に、カネさえあればとの、今の風潮の遠因とも言えなくはない。

私が興味を抱いたのはこの覗き見趣味的な事件ではない。オーストラリアのテレビ局がシリーズで作製している“60分間オーストラリア”というシリーズ物である。日本の報道番組とは比較にならない。なかにはミーハーに属すものもあるが、ジャーナリズム魂は日本とは雲泥の差である。

またタイムリミットだ。次回にしよう。
今回はこれで失礼します。
ヤンゴンの気候は、昨夜も長雨、ラッキーなことに停電にはならなかった。
そして2020年10月7日の朝は快晴。ただし雨季はまだ終わっていない。そして町区(*こちらではタウンシップというが、このメルマガでは町区と訳す)を跨いでの移動には警察を初め当局の証明書が要求される。外国人はStay-At-Homeが無難だ。



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