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<ミャンマーで今、何が?> Vol.399
2021.01.21
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar

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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━

■アメリカ合衆国大統領就任式

 ・01: 2021年01月19(火)午後8時発表

 ・02: コロナから学んだ世界の不条理

 ・03: 世界史に残る2021年1月20日(水)正午

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)

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・01:2021年01月19(火)午後8時発表

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陽性感染者数合計:135,243名
新感染者数合計:448名
死者数合計:2,986名
退院者数合計:118,657名
現在検査中:13,600名
出典:ミャンマー連邦・保健スポーツ省



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・02:コロナから学んだ世界の不条理

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アルファベット文字“F”ではじまる欧米人の大好きな四文字熟語?その代表格はFuckである。
英国のロイヤルファミリーから最下層に至るまで、内輪で、時には大声で愛好されている。
だがどういうわけか活字になるとF**kとか、放送文化ではビープ音で消される。

公正さの妥協でそれが政治的に正しい修正だとしている。このウソっぽい文化で産まれ育つ英米人は、それを幼少時代のどこかでオカシイと気付き始める。

赤ん坊が産まれる謎、バイブルの創世記“神話”、真面目な顔で説教する牧師の不祥事も、“死が二人を分かつまで”と誓約して離婚・再婚を繰り返す両親の身勝手さ・・と何から何まで、英米人の世界は不条理な環境で満ちている。

その英米が親分・子分の関係を骨肉の死闘で達成したのが“アメリカ独立革命”で、建国の骨格を作ったのが“合衆国憲法”であった。戦争を知らないベビーブーマー族を含めた現代っ子は信じないが、当時のアメリカ兵は軍服すら支給されない惨めな軍装備であった。新興国アメリカが大英帝国に勝てたのはフランスのお陰である。

欧州における英国の宿敵フランスは、大英帝国に対しゲリラ戦を展開するアメリカ軍を経済面、軍事面で徹底的に支援した。特に大西洋を跨いでのフランス海軍の支援は大きかった。そして過去の栄光に満ちた欧州の老大国スペインもフランスに身倣い1779年には対英宣戦布告に踏み切った。

“歩き方”を片手にニューヨークに旅行、出張、駐在する日本人は多い。だが“歩き方”程度の知識ではアメリカの歴史は判らない。どうして大西洋に面したニューヨークの玄関口に“自由の女神像”がシンポルとして置かれているのか?

老獪学とは欧米中心の歴史を学ぶことでもある。答えはソコに書いてある。
“歩き方”は“Lonely Planet”の完全なパクリだが、事業としての思想はまったく異なる。

Tony & Maureenというイギリス出身の若き男女のバックパッカー(*現Wheeler夫妻)が欧州各地、そして広大なアジア大陸を陸路で制覇し、旅行中にヒントを得た格安旅行のアイデアを、最終目的地のオーストラリアで実現した出版事業である。

二人は1972年にメルボルンに到着、そこで“Lonely Planet”の出版事業を1973年に立ち上げた。世界各国に支店を展開し、2017年時点でスタッフおよび調査員を兼ねる著述者は600人を超える。“Lonely Planet”は英語の苦手な島国日本を除き、世界のバックパック旅行者の聖書とまで呼ばれる巨大産業に成長した。

現地で評判のレストランを紹介するだけではない。
創業家トニー・ウィラーは“情報・教育・エンタメ”の三本柱をガイドブックの信念とした。

歴史・言語・民族・民話など現地の人すら見逃すトリビアまで追求した。これこそが現地の生“情報”だ。ターゲットは自分と同じ若きバックパッカーだ。カネはないが、知的で冒険心に溢れている。ありきたりの歴史書や地理誌では退屈だ。Do in Rome, as Romans doのノウハウを知れば現地生活が楽しくなる。

“エンタメ風”に紹介できないか?将来のWheeler夫妻は夢を膨らませた。自分たちが開拓した“情報”が、知的で冒険心に溢れた若者に伝われば、これこそ“教育”だ。知的な若者は世界共通語の英語を理解する。三本柱を“情報・教育・エンタメ”に決めた。創業者には確固たる信念がある。

それが大ヒットした。それをマネした旅行ガイドは幾らもある。だが信念に欠ける。ニセモノだからだ。英語ではFakeと言う。若者のバックパッカーはこの聖書を手に世界を廻った。今では年寄りのバックパッカーがこの聖書で世界を廻る。

トニー・ウィラーは父親がBOACの空港マネジャーだったこともあり、パキスタン、バハマ、カナダ、アメリカ、英国で育ち、二年以上同じ学校で学んだことがない。

イングランドWarwick大学でエンジニアの学位を取得し、有名なロンドン・ビジネススクールでMBAを取得。自動車のクライスラー社で働いた経験もある。

ウィラー夫妻は2007年に英国の国営放送BBCにロンリー・プラネット社の株式75%を売り渡し、2011年2月残り25%も同社に売却し、この二回の売却で純利益一億9千万ドルという創業者利益を手にした。

この勘の良さが老獪な英国式経営学の本流で、お役所仕事のBBCや老化現象の日本式経営学はその対極に位置する。2014年エリザベス女王誕生日にはビジネス成功と芸術貢献などによりウィラー夫妻揃ってOrder of Australia(*AO)という爵位を受けた。メルボルンに行く機会があれば、2010年に設立されたThe Wheeler Centreを是非とも訪れてほしい。

“Lonely Planet”の大成功から甘い汁を吸おうと思ったBBC社はその後ロンリー・プラネット部門で大幅の赤字を出し、その経営を他社に売却した。創業者の苦労を知らない買収事業は決して成功は約束されていない。信念が欠如しているからだ。

経緯はすべて省略してCOVID-19パンデミック禍のロンリー・プラネット社の今を語ろう。

ロンリー・プラネット社は2020年4月オーストラリアとロンドンの支店を閉鎖し、肥大化した海外スタッフも大幅に縮小した。だがアイルランドのダブリン、米国のフランクリン、インドのニューデリー、中国の北京支店では今も営業を続けている。夫妻の手を離れた同社に活路はあるのだろうか?

話を元に戻そう。
“F”ではじまるアメリカ人好みの四文字熟語とは?
それはトランプ政権下で“Fake”と“Fact”に作り変えられた。トランプは“F**k”も大好きだが“ウソ”と“真実”を乱用した。

それは前回のメルマガ発行日の2021年1月6日に起こった。
世界中がトランプの語る“Fake”と“Fact”で混乱してしまったのである。
アメリカの議会までもが凍り付いてしまった。

単にアメリカの共和党と民主党が分断したのではない。
共和党内にもスパイが存在するという。かなりの議員が民主党側に寝返ったという。
副大統領のペンスも民主党に脅され、トランプ大統領を裏切ったとのニュースが飛び込んできた。

トランプの呼びかけでアメリカ国内のトランプ支持者がホワイトハウス前広場を埋め尽くした。大統領演説の後、トランプは合衆国議事堂へ向かえと群衆に号令した。

ペンシルベニア大通1600番地に位置するホワイトハウスからその大通りを早足で議事堂まで30分は掛るだろう。だがその時既に議事堂は厳重な窓を叩き割られ暴徒の一部は議事堂内に突入していた。議事堂は合衆国連邦ではなく州政府の管轄下にある。

ワシントンDC知事は武装した州兵を送り込み議事堂と議事堂内の上下議員を厳重に警護していた。今の世はスマホとWiFiネットの時代である。議事堂内に突入した暴徒までもが、各自のスマホでインスタ栄えする動画や写真を世界に送り続けた。その件数は厖大な数に上る。

今のスマホ解析は極度に進歩している。顔をペイントで色分けしようが、動物の被り物だろうが、マスクで覆い隠しても、本人特定が簡単にできてしまう。そして会話の音声まで鮮明に拾ってしまう。ナンシー・ペロシ下院議長の専用事務室が荒らされ、ラップトップPCと演説台まで持ち去られた。

そして神から送り込まれたと信じるカルト集団のQアノン・グループが特定され、芋づる式に間も無く逮捕された。トランプは気が狂ったとしてペロシ下院議長は、大統領職を剥奪し副大統領にその権限を即座に移管するようペンスに迫った。

新大統領が就任する2月10日正午までトランプは常時核ボタンを押せる権限を有している。そして大統領特別令を発出できる立場にある。精神に以上があるなら2月10日まで待つ余裕は一刻もないと言う。新聞・TVを含めたアメリカのメディアは極端な新事実を流し続ける。

アメリカが混乱に陥った。日本のメディアはほとんど無視しているが、YouTubeでは米国・カナダ在住の留学生などが断片的に報じ、混乱に火を注ぐ。
それが直輸入され未整理のまま日本で拡散する。それらに対抗するには耳を塞ぐことだ。



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・03:世界史に残る2021年1月20日(水)正午

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異常な雰囲気のままアメリカ合衆国議会前に設けられた新大統領の就任式が挙行される。
25,000人の国防軍兵士と10,000人のワシントンDCの州兵、合計35,000人で厳重に警護された中でだ。

実際に就任式が挙行されるか否かも確実ではない。
刻々と状況は変化している。YouTube経由で出来る限りの米国ニュースを徹底的に見まくった。
そしてノンポリ・メルマガが結論をだした。

大川隆法の“幸福の科学”関連報道は、何度も検証すると、最後はやはり神頼みで、それに頼ると一方に変更して危険だ。

今の時点で、現地から報道される情報で最も信頼できると判断したYouTube番組は:1月10日『ダースレイダーX町山智浩“アメリカの今〜議会乱入 その後のアメリカ!”』である。ここに至る切っ掛けは、町山の他の数多くの番組が、示唆していたのだが、何度も鑑賞するうちにやっと思い至った。

Stream Liveで非常に長い番組だが、全編日本語である。
町山の話を聞けば、1月20日の実況中継は理解できるはずだ。
ただし時差の関係で日本時間では翌21日の早朝になるだろう。

ただいまのヤンゴン時間は1月20日(水)午前7時30分。アップはプロバイダー殿に気ままにお任せしてあります。


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