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<ミャンマーで今、何が?> Vol.467
2021.09.22
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar

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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━

■英語がアナタをコロナから救う

 ・01: 読者からのお便り

 ・02: 影の内閣...続編

 ・03: 英語がアナタをコロナから救う

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)

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・01: 読者からのお便り

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直接そしてプロバイダー経由で国内外から様々なお便りを頂く。それぞれに拝聴に値するご意見で、コロナとクーデターで経済が疲弊する三重苦の中、大いに参考にさせて貰っている。

賛否両論あるからこその民主主義で、一党独裁とはそこが根本的に異なる。だが民主主義も安穏としていると、勝者と敗者が新設の国境で区別され、勝者による一党独裁が民主主義の名の下に行われるから、この世は実に複雑だ。

好きな言葉の一つに“The world is full of educated fools”というのがある。誰が言ったのか失念した。
「この世は教育を受けた愚か者で一杯だ」と勝手に解釈している。

ノンポリが目指す教育は、英語を単にコミュニケーションの道具として、“educated fools”の対極を目指している。

ミャンマーの家庭を訪ねるとガウンを着た卒業写真とともに大学の卒業証書が必ず居間に飾ってある。

そんな“証書”など捨てて世に出よ!と寺山修司のマネゴトをやっているつもりだ。

産まれ落ちると、子供は兄姉を追い掛け、母親にまとわりつく。周辺を眺め、子供なりに社会との関わりを観察している。すべてはマネゴトからスタートする。テキストも組織だった授業も受けずに、子供は顔認識の技術を覚え、母国語を自分のモノとして習得する。
この不思議な現象は地球上のすべての民族に起こり、ほぼ3歳でこの作業は完了する。
これこそ奇跡なのだが、ほとんどの大人はそれを認識していない。

先進国においては、バカ息子やバカ娘が名も無い大学や大学院に進学する時代になった。中には海外で怪し気なMBAを目指す愚か者もいる。先進国で考案された新手のビジネスらしい。政府までもが後押しするというから、この世は愚か者で一杯になる筈だ。

高等教育というものは、高等学校または高等専門学校で一旦打ち切りとし、そうでは無くて逆に1歳児から3歳児までの間に、愚かでは無い人間形成を目差す、本格的“専門教育”を施したらどうだろう?

これこそノンポリが取り組んでいる次世代の“教育”である。
地球上のすべての民族に起こっているまだ解明されていない1歳児から3歳児の不思議な現象を徹底的に追求するのである。
だが政治家レベルに相談してはダメだ。託児所問題として片付けられるのがオチだろう。

これは一国が教育された愚か者で一杯になるのを阻止する国家プロジェクトである。政治家に任せたら国を崩壊させるとんでもない事になる。

話はまたまた飛び火するが、官邸側近の機関に“アドバイザリー・ボード”とカタカナを付けたり、加害者の行為を敬語で表現する壊れた日本語に、ここヤンゴンで怒りを覚えている。

TTさんからも打ち解けた詳細なメールを頂いた。
KMさんからも私の大好きな“ジャンバラヤ”の名曲添付で元気づけて貰った。
その他のミャンマー情報も数々頂いている。

それぞれにこのメルマガでご披露し語り合いたい内容だが、今は祖国の瓦解が気になって仕方がない。少し余裕ができたら、改めてお礼申し上げたい。

そういう環境下で『ゆる言語学ラジオ』は問題の原点を探るのに波長が合って実に面白い。

手始めに;
『「イルカも喋る」は大ウソ[言語学って何?]♯1』2021年3月11日
『2km先では言語が違う国があるらしい。[言語がたくさんある理由]♯2』2021年3月13日

この♯1、♯2の順番で何十と編集されたこの番組シリーズをすべて楽しんで欲しい。
空しい総裁選の政見発表や国会答弁よりも充実した時間を過ごせる事マチガイナシ。

ノンポリが惚れ込んだのは話題に追加して隠された理由がある。

堀元見(ほりもとけん)はコンピュータが専門なだけに音声の収録に神経質なほど気を使っている。

水野太貴(たいき)は収録前の下調べ、読書量が半端でない。それだけでなく、本番で話す内容のシナリオまで準備する。

アップロードする前には、書籍の表紙、テロップを挿入するが、本番での言い間違いを含めて徹底的に編集している。これは多分二人の合作なのだろう。

超有名なYouTuberでも、音質や採光およびフレームの歪みに鈍感な例は枚挙に暇が無い。

その点で、この二人の配慮のキメ細やかさには、見た目と違い、驚愕の切れ味がある。
Subscribersの数がうなぎ登りなのは当然だ。
この達人の凄さを生徒たちに通訳するのは至難の業である。



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・02: 影の内閣...続編

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このメルマガは武力によるクーデター政権打倒には反対の立場をとってきた。武力は軍備にしても国軍お手のもので、相手の土俵で相撲を取るようなものだ。戦略としても拙い。民間人を巻き込んで、味方の犠牲がさらに増加する。

だが頼みとした国連・外国政府が全く頼りにならない事が、時間の経過と共に明らかとなってきた。
焦燥感は極度に達した。
指導者と仰ぐスーチーとウインミエン大統領とは顧問弁護士を通じても自由な接見が出来ない。

そこで8888時代の学生運動の闘士ミンコーナインや強硬派の意見が採択され、ガンジーの非暴力的抵抗が基調だったスーチーのスタイルが討議の場から押し出されてしまった。
国軍側は敵の混乱状態をチャンスと捉え、収監していたAshin Wirathu(53歳)を理由も発表せず9月6日突然赦免し巷に釈放した。この坊主は反スーチー・反ムスレム・反ロヒンギャーを喧伝し、国軍側を応援する過激な民族主義者として知られている。国軍側の意図は明白であり、スーチー陣営の強硬派が、MAHの姑息な挑発に引きずり込まれるような展開を見せている。

時の流れが早く旧聞となるが、NUGの“影の内閣”の顔ぶれを以下に紹介しておきたい。

前回お伝えしたカチン州National Consultive Councilの大統領であるDuwa Lashi Laが影の内閣の副大統領を務める。

Mahn Win Khaing Thanが首相に就任した。彼はカレン族の出身で、スーチーの前政権時代、議会の上院議長を務めていた。ネイピードの権力闘争で敗退した元国軍No.3のシュエマンの盟友とされた人物である。

この内閣は合計15名のメンバーから成り、この副大統領と首相の2名が主導する体制となっている。

ここで注目しておきたいのは、追放されたスーチーとウインミエン大統領に配慮して、その地位は空席となっている 
大統領はいつ釈放され現役復帰しても、副大統領と首相の上に着任し、即座に陣頭指揮出来るようになっている。

この組閣で新設したのは3大臣で、@首相A連邦大臣B女性・若者・子供問題担当大臣となっている。
その他、農業、輸送、エネルギーなど主要大臣はまもなく、と言っていたが、確認できていない。
6名の連邦大臣は少数民族のカチン、カレン、チンから指名されたが、その他の州からはまだ選別されていないようだ。



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・03: 英語がアナタをコロナから救う

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TTさんに一言お伝えしたい。
コロナの良薬“abcxyz”についてである。
周辺に理屈の分かる住民は少ない。それでも2ダースほどの友人・家族が密かに服用してくれた。そして幸運なことに死亡のクレームは今日現在ゼロである。

日本のYouTuberでも、“abcxyz”は虫下しと安易に解説したり、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智教授が発見した日本発のCovid-19治療薬である、との誤った説明を見かける。

正確には疥癬類に有効な殺菌薬を発見したのは確かに日本人でノーベル賞を受賞した。そして米国のCDCおよびFDAの承認・製造販売許可も取得している。

だがSARS、MERS、COVID-19治療薬としての治験はデータ不足で正式な承認・許可は下りていない。

一方欧米先進国の医師団・NGO団体は非公式な治験から“abcxyz”の有効性を確信し、しかも価格が格段に安い後発のジェネリック医薬品として、人権問題にうるさくないアフリカ諸国で大実験を繰り広げている。

ここミャンマーでも説明に苦労するのだが、手に入れた医薬品の説明書には“コロナ治療薬”とはどこにも書いてない。寄生虫の殺菌としつこい疥癬の治療薬としか書いてない。
あとはスマホでの動画『Front Line Covid-19 Critical Care Alliance』(FLCCC)で納得して貰うしかない。ここで英語力が試される。

私の殺し文句は“英語がアナタをコロナから救う”である。
*

只今のヤンゴン時間9月22日水昼の午後0時50分。

東西南北研究所


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