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<ミャンマーで今、何が?> Vol.481
2022.02.03
http://www.fis-net.co.jp/Myanmar

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━━【主な目次】━━━━━━━━━━━

■ 百年の孤独、長期戦!

 ・01: 釈迦は語った

 ・02: ターゲットは???

 ・公式ツイッター(@magmyanmar1)

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・01:釈迦は語った

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人は老い、そして死ぬ。必定である。

またまた昔話しである。
昭和43年に私はとある海運会社に入社した。その年の何月だったかは定かではない。
本社事務所のど真ん中には真っ直ぐに、重役室・秘書室から総務部・経理部、その他、営業部・海務部・工務部などがプロペラシャフトのように貫通していた。
東隣の経理部でパチパチ拍手するどよめきが聞こえる。仕事中に何事だと船舶経理に配属されたばかりの新入社員は思った。
まもなく重役に先導された超有名な人気作家が笑顔で現れた。重役の紹介で社員全員が椅子から立ち上がった。仕事中にである。

「参議院選に立候補するので全社を上げて応援したい」と重役は語った。パチパチに送られて一行は西隣の営業部へ移っていった。

この作家の父親は大学卒のエリートではなかった。当社では天童(てんどう)と呼ばれ丁稚奉公のOJTで鍛え上げられた故人である。最後は北海道の小樽支店長にまで上り詰めた。営業マンとしてのヤリテ振りは社内では伝説として残る。当時の小樽は札幌市の外港として賑わい、倉庫街が立ち並び、花街も隆盛を極めた。そこには日銀の小樽支店までが設置されていたほどである。その栄華のほどが分ってもらえるだろうか。だが重役にはなれなかった。引退時には会社は特別のはなむけで報いた。

景気の良かった会社は日本全国に資産として別邸を所有していた。その一つ逗子の別邸をこの小樽元支店長に贈った。

慎太郎・裕次郎兄弟が湘南ボーイとして育ち、ヨットに惹かれていった裏には上記のエピソードが関係する。
そして弟裕次郎がこよなく小樽を愛した背景には父親の支店長時代に過ごした何番目かの故郷でもあったからだ。

そう言う事情も知らず、私は中学時代裕次郎の映画に夢中になり、不良っぽいマネをしたものだ。
兄の慎太郎については興味無かった。むしろ当時対照的に比較された三島由紀夫に大いに惹かれた。
そのせいで、ヤンゴンに滞在してからは、ビザ取得は必ずバンコクとして必ず「暁の寺」(*「豊饒の海」第3巻)の塔頭頂上へ登ったものである。

話はさらに逸れるが、「暁の寺」塔頭頂上で偶然にも前国王90歳の祝賀行事の一環として、湾曲するチャオプラヤ川にタイ王室が所有する古式豊かな御座船を満々と浮かべ、漕手は全て色鮮やかな鎧兜で、海軍大将の命令一下ドラムが鳴らされ、それはそれは壮大な絵巻物のドレス・リハーサルを見物させてもらったことがある。まるで三島文學が乗り移った様な夢の一瞬であった。

日本に戻っても三島が楯の会主要メンバーと最後の晩餐を行ったと言われる新橋駅前の料亭を探し歩いたこともある。

それ故に兄の慎太郎については語らない。ましてやノンポリ派としては政治家の慎太郎については語リたくない。あの神経質に目を瞬くのは弟の磊落さに比して気の弱さを示しているのでは。

慎太郎について語りたいのは89歳という年齢である。



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・02:ターゲットは???

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定年60歳を65歳に延長しても、再々延長しても引退の日は必ずやってくる。引退すれば権力を全て手放し、老いの日がやってくる。それは必定と釈迦は語った。

オマエの人生が89歳で終わるか、さらに90歳代に突入するか、それは釈迦でも分からない。

とにかく必定の「死」を迎えるまで長い老いの日が続きそうだ。賢明なアマゾネスと不出来君はそこにピンポイントの照準を当てると言う。繰り返すが、オマエの「老いの日」は権力が剥奪され、自慢の安っぽいメダルがぶら下がった最高司令官の制服も脱がされた、そこに居るのは見すぼらしい老人の肉と骨だけの小男である。その時は糖尿病・心臓病・高血圧・躁鬱病なども患っているかもしれない。釈迦の説によれば、残されたオマエの特権は「老病死」だけだそうだ。たっぷりとその特権を味わう時間はオマエに与えられている。

アマゾネスと不出来君は老獪学を勉強中である。何を言い出すか分からない。妄想を口走るかもしれない。
だが国内で出来ることは何一つ無いと断言する。危険だと語る。
現役の国家元首・大統領ですら獄門に下るご時世である 。国会議員そして地方議員まで、すべてが現役軍人に交代させられた。正確に言えばすべてではない。叛乱軍に同意し寝返った腰抜けは、連中の手先となり尻尾を振っている。こういう輩はいつの時代にもいる。

このクーデター政権は国家安全保障委員会と自称している。現在この国で特別の権力を謳歌しているのはこの連中である。コンビニ的気安さで物事を判断する単細胞には誤解されるのだが、軍事独裁と言えばオトコ社会と見做すのは間違いである。
特権を謳歌しているのはダンナの夫人であり、バカ息子、バカ娘、その嫁、義理の息子たち、そこに繋がるすべての係累である。

日本からMAHをぶっ殺せとの勇ましいお便りを頂いたが、一人を抹殺しても副議長が繰り上がるだけである。このミャンマーでは単細胞は通用しない。

国家安全保障委員会の全メンバーと家族全員を対象としなければ、軍事独裁国家は安泰なのである。アマゾネスと不出来君が深読みするのはそこの所である。海外から届く無責任な批判は何一つ当たらず解決に繋がらない。

だが今、国内で不審な動きをすれば、直ちに監獄行きだ。否、普段通りに政府発表を守った生活をしていても留置所に叩き込まれる不安を一般庶民は抱えている。海外の庶民も政治家もそこのところを分ってもらえない。

実はこの原稿は昨日完了して発信する心積もりだった。だがあまりにも長い停電で気力が衰微した。
不出来君との一対一の英語塾もGガーデンでの対話になってしまった。
不出来君の英単語力はひょっとして東大君や京大君を上回っているかもしれない。だが英語の発音はずば抜けて不出来だ。その理由は別途機会を見つけたい。

今回はマスコミによって一人の政治屋が偉大な政治家に祀り上げられていくのが不可解で、本当にそうなんですかねと、読者にご指導頂くつもりの内容でした。

今も停電の恐れがあるので、慣れぬ見にくいスマホの画面でタイプ中です。一旦ここで発信します。

只今のヤンゴン時間午前7時15分

東西南北研究所


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