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平成15年12月15日
2003年10月20日、21日に渡って開催された「2003国連環境計画・金融イニシアティブ東京会議」に見られるとおり、世界の環境対策への取り組みは、環境対策に取組んでいる企業だけが今後存在をゆるされるべき、という世界的な世論の大潮流となって、近未来世代へ地球というかけがえの無い生存の場を、これ以上の破壊から守っていかねばならないと言う決意の高まりを、金融界の立場から強力に押し進めようという金融界としてのSRI*(社会的責任投資)推進宣言である。
最近では、CSR*(企業としての社会的責任)を果たしている企業を積極的に投資の面から援助して、持続可能な社会の建設を積極的に推進する動きが世界的に高まっている。水産物の取引でもMSC*(マリンスチュワードシップカウンシル)という機関が、査定を行い環境や資源保護活動を行っている企業を認定し公表し、その企業の製品購入を積極的に援助することによって、持続可能な水産業や海洋環境を維持していこうという運動を展開している。
翻って日本では、最近新聞紙上を賑わし始めているが、一部の大企業を除き、実践されている事例は少ない。特に、欧米の金融機関がSRIとして、企業の責任を果たすべく積極的に投資して援助している現状に比べると未だ緒についた段階で、大変心許ない。このような状況下、総論賛成しかし、環境は金食い虫で、生産性向上への投資が優先的になされるべきというのが、実体である。
中小企業として創業100年を間近に控え、常々その存続を大きな命題として、生き抜いてきた弊社は、中小企業は先先行投資をしなければ、生き残っては行けないと肝に銘じて来た。確かに今、ゼロ・エミッション水産加工団地を建設する時期ではないと言う人は多い。しかし、世界の大潮流に乗り遅れて、今ここで、持続可能な産業の仲間入りを果たさなければ、数年後いや、2、3年後にも、国際条約等で締め出される可能性は十分にあるのである。その時あの時実施していればと後悔しても遅く、世の中の機を見て、リスクを承知で投資していく企業が発展していく為の肥しにしかならないのである。又、これからの我々子孫に少なくても今の現状より悪化させない地球を残すことは、最小限の『人』としての義務であろう。
このような観点でこの度ゼロ・エミッション活動を実行に移すことが出来たことは、やはり時代の要請でもあり、このような動きに賛同する全ての関係者の皆様方のご支援があったからである。今後共積極的にこの環境保護をビジネスの中で生かしていけるという前例を築く為、皆様の幅広いご協力やご理解に基づいたご支援を切にお願いするものであります。
*SRI(Socially Responsible Investment)
*CSR (Corporate Social Responsibility)
*MSC (Marine Stewardship Council)
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